金山風俗街訪問記
名古屋には東京や大阪のような、明確な副都心が存在しないが、強いて挙げれば、金山と大曽根だろう。
現在の金山駅は、1989(平成元)年JR、名鉄、名古屋市営地下鉄の3社の駅を統合した総合駅となり、名古屋駅に次ぐ名古屋第2のターミナル駅である。
しかし駅が統合される前、私が南区に勤務していたころは、JRから名鉄に乗り換えるときは南東に300mほど歩かなければならず、不便だった。
また、JR中央線は快速が停車せず、夜遅い時間だと、1本乗り遅れると、次の電車まで40分も待たなければならないという、今では考えられない時代だった。
2005(平成17)年の愛知万博(愛・地球博)に合わせて、大規模な商業施設、アスナル金山が完成し、人の往来がますます増えている。
駅の北側には名古屋市民会館があり、私はかつて、名古屋フィルハーモニー交響楽団の演奏会を何度も聴きに行った。
また、駅の北にはダイエー金山店がある。
かつては地上6階の大きなビルだったが、老朽化のため3階建てに建て直された。
ダイエーの名前もまもなく使われなくなる。
金山の代表的な商業施設だったので、ダイエーの名前が消えるのは寂しい限りだ。
金山駅南には、金山のランドマークである、高さ135mの金山南ビルが建ち、ボストン美術館や名古屋都市センター、グランコート名古屋ホテルが入っている。
また、金山は名古屋を代表する歓楽街でもある。
栄地区や名古屋駅周辺ほどではないが、居酒屋やキャバレー、性感エステ、ラブホテルなどが多い。
中央本線の北側は中区で、名古屋屈指の繁華街であり、ネオン街が最も多いところだ。特に飲食店や居酒屋が多い。
中央線の線路の北側にはラブホテルも何軒か建っている。
クリスタルゲート(旧リムジン)
しかし風俗店が集中するのは、熱田区側の波寄町や金山町だ。
暗くなってから金山橋から波寄町を望むと、キャバレーやラブホテルのネオンが煌々と輝いている。
金山は飲み屋系の店舗やラブホテルは多いが、ファッションヘルスやソープランドなどの性風俗店は1軒も見いだせなかった。
ソシアル 金山
ティアドロップ
愛知県名古屋市熱田区金山町2丁目6−8
052-681-3467
金山から比較的近いところでは、金山駅から2kmほど西の中川区柳島町にソープランドがあったので、そこに行ってみた。
あたりは閑静な住宅街であり、その中でぽつんと1軒、ネオンが輝く店舗が印象的だった。