名古屋駅周辺 則武新町 那古野
名古屋駅の東側は、開発がやや遅れている西側とは対照的に、高層ビルが建ち並び、まさに大都会名古屋の玄関口というにふさわしい。
今も超高層ビルの建設ラッシュだ。
中央リニア新幹線の開業を目指し、活気にあふれている。
今回は東側を歩いてみた。
名古屋駅東の名駅通を北に向かうと、則武新町だ。
交差点の角には2軒のファッションヘルスの店舗が目についた。
南側にも1軒。
しかしそのあたりは特に歓楽街という雰囲気ではない。
近くにノリタケカンパニーリミテドという、世界的な陶磁器の会社がある。
隣接地にはノリタケが運営する、ノリタケの森という公園があった。
ノリタケの森は名前をよく聞くが、まだ一度も入ったことがなかったので、この機会に入園してみた。
名古屋駅から歩いて15分ほどのところだ。
広々とした公園で、公園内には陶磁器の博物館やレストランなどがある。
陶磁器の製造工程の見学や絵付けの体験できるそうだ。
さらに北には、トヨタ産業技術記念館があり、名古屋観光のコースとなっている。
則武新町から外堀通りを東に歩き、右に折れるとそこは那古野だ。
区域に円頓寺(えんどうじ)商店街がある。
私事だが、近くに親戚宅があり、子供のころ、時々その商店街を歩いたものだ。
しかし最近は当時の賑わいはない。
名古屋でも人出が多い商店街は大須ぐらいだろうか。
ことに円頓寺商店街は、近くに名古屋駅の巨大商業施設があり、そちらに客を奪われてしまうのだろう。
那古野も大きなビルと、古い住宅が混在した街と言える。
名古屋駅、栄という都心に近いというのに、けっこう閑静な住宅街だ。
少し東に行くと、もう古い町並みになってしまう。
戦災を免れた「四間道(しけみち)」という町並みは、名古屋に四つある町並み保存地区の一つに指定されている。
名古屋駅から1kmも離れていないのに、閑静な住宅街だ。
しかし南西に向けて少し視線を上げると、100mを超える国際センタービルがでんと鎮座し、名古屋の中心にいるのだということを思い出させる。
ヘルスの店舗は南の方の、桜通と堀川が交差するあたりに固まっていた。
もう少し堀川に沿って南に歩けば、納屋橋という大きな歓楽街があるのだが、那古野のあたりは閑静な散策道としても人気があるところだ。
【2014年11月後半・訪問】
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