大曽根風俗街訪問記
大曽根は名古屋の副都心の一つで、JR中央本線、名鉄瀬戸線、地下鉄名城線(環状線)、そしてガイドウェイバスゆとりーとラインが集まる、交通の要衝だ。
ゆとりーとラインは、高速道路のような高架の上を走るバスで、渋滞の影響を受けない、新交通システムだ。
大曽根の歓楽街は、大曽根といっても、町名でいえば矢田一丁目の商店街近辺になる。
大規模な商業施設もある。
ファッションヘルスの店舗も、多くはこのあたりにある。
大曽根駅の西側は大きなビルが林立しているが、矢田の町並みは下町といった風情がある。
それ以外では、大曽根駅の南西の一角、名鉄瀬戸線の高架の脇に、ファッションヘルスの店舗が3軒あった。
私は中学生のころまで、名古屋市東区に住んでおり、大曽根は格好の遊び場だった。
当時大曽根商店街は、大須、円頓寺と並ぶ名古屋3大アーケード街といわれ、非常に賑わっており、日曜日などは、アーケード街が買い物客などであふれかえっていた。
今、大曽根商店街はアーケードが撤廃され、オズモールとして再整備されている。
オズの魔法使いに由来する魔法の街をイメージした、三角の屋根の商店が並ぶ、一風変わった商店街となり、新しい商店街の形として、一時は全国的にも大きな話題となった。
しかし大きな道路で、東の商店街と人の流れが分断されてしまい、大曽根駅からは少し回り道をしなければ行けなくなった。
そのせいか今では以前の賑わいがなくなってしまった。
昭和40年代の大曽根商店街の賑わいを知っている者としては、寂しい限りだ。
大曽根駅から東の方に少し歩くと、ナゴヤドームがある。
中日ドラゴンズのホームグラウンドで、野球の季節になると、ドラキチ(ドラゴンズの大ファン)たちでごった返す。
一時期、落合監督のもとで、常勝球団となったドラゴンズだが、ここ2年Bクラスとなり、やや寂しい気がする。
ドームでは野球ばかりではなく、コンサートや展示会などいろいろな催し物が開催される。
ドームの近くにはイオンモールやカルポート東という、図書館やスポーツセンタ、文化小劇場が入った文化施設がある
大曽根は名古屋駅や栄の都心部からはやや離れているが、金山に次ぐ副都心であり、また下町の雰囲気が残る、魅力ある町並みだ。