栄風俗街訪問記
今は名古屋駅周辺の勢いが大きいが、名古屋市の都心は、やはり栄であろう。
超高層ビルは名古屋駅に集中し、栄地区には100mを超えるビルが、ナディアパーク(108m)のみだ。
鉄道は地下鉄と名鉄瀬戸線しかない。
地下鉄東山線は名古屋駅と直結しているが、瀬戸線は栄が始発駅で、名古屋駅には乗り入れていない。
しかし繁華街、歓楽街の規模では、栄地区が名古屋では最大である。栄三丁目、四丁目、錦三丁目など、非常に広範囲だ。
今回、年末に栄三丁目のあたりを取材した。
栄三丁目は二つの100m道路と広小路通、伏見通に囲まれた範囲だ。
名古屋城と並ぶ名古屋の顔ともいえる
テレビ塔や
オアシス21
愛知県文化センターは、
栄三丁目からは外れるが、栄の範疇に入れることができるであろう。
名古屋の3Mといわれるデパート(松坂屋・三越・丸栄)もこの地域にある。
しかし名古屋駅のセントラルタワーズにある高島屋には、やや押され気味のようだ。
白川公園内には名古屋市が誇る科学博物館、名古屋市科学館や名古屋市美術館がある。
名古屋市科学館
名古屋市美術館
私は10代、20代のころは天文学が好きで、毎月のように科学館のプラネタリウムに通っていた。
2011年にリニューアルした科学館には、世界最大級のプラネタリウムドームがある。
まだリニューアル後には訪れたことはないが、是非行ってみたいと思っている。
栄三丁目の歓楽街は、メインの大通りから一筋中に入ったところに集中している。
このエリアには、ファッションヘルスの店舗が20店以上あるようだ。
写真撮影をしようとしても、人や車の往来が激しく、なかなか思うように写せない。
年末ということもあり、人通りが非常に多かった。
名古屋市は栄や名古屋駅には、地下街が発達している。
名古屋の地下街は、1日100万人以上が利用する、全国屈指の規模だという。
名古屋の繁華街は、京都や福岡など、他の大都市に比べ、通行人が少ないという意見を聞いたことがある。
それに対し、名古屋人は地下街が好きで、地上より地下に潜ってしまうせいだ、という反論があった。
ひょっとしたら一理あるかもしれない。確かに名古屋の地下街は人であふれている。
しかし地下街が通っていない住吉町やプリンセス大通りなどの歓楽街は、人出がかなり多かった。
アイドルグループのSKE48も栄地区を拠点に活動している。
夜の栄三丁目は街灯やネオンがまぶしくきらめいていた。
まさに名古屋を代表する歓楽街だといえよう。